Nuxt.jsにstylelintを導入する

インストールするモジュール

  • stylelint

stylelint.io

  • standard ルールセット

github.com

  • .vueファイル内の<style></style>をパースするために導入する

github.com

インストール

$ yarn add -D stylelint stylelint-config-standard @mapbox/stylelint-processor-arbitrary-tags

設定

プロジェクトディレクトリ配下に、.stylelintrcファイルを作成する

{
  "processors": ["@mapbox/stylelint-processor-arbitrary-tags"],
  "extends": [
    "stylelint-config-standard"
  ]
}

package.jsonにstylelintのscriptを追加する

  "scripts": {
    "dev": "nuxt",
    "build": "nuxt build",
    "start": "nuxt start",
    "generate": "nuxt generate",
    "lint": "eslint --ext .js,.vue --ignore-path .gitignore .",
 +   "lint:css": "stylelint 'src/**/*.vue'",
    "precommit": "npm run lint"
  },

実行

$ yarn lint:css

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TIPS

  • scss記法の場合は、オプションで指定できる。 eslint --syntax scss
  • recess-order を入れるとプロパティの宣言順序もチェックしてくれる
  • lintツールに共通して言えることだが、カスタムルールをたくさん追加し出すと後々大変になるので、定番のルールセットを導入してそこからどうしても変えたいものをカスタムルールとして定義する、ぐらいが良い。

Nuxt(Vuex)でAtomic Designを採用するときのメモ

数ヶ月Atomic Designを採用したNuxt(Vuexパターン)アプリケーション開発を行ってみて、思ったことのメモ。

Atomic Designとは

bradfrost.com

概要だけ知りたい人に説明すると、基底となるコンポーネント(原子)を作り、その原子を組み合わせて分子コンポーネントを、さらに分子を組み合わせて有機体コンポーネント、そして最終的にそれらを組み合わせたページを組み上げる、というボトムアップ的アプローチのデザイン手法である。

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Nuxt(Vuex)におけるコンポーネント分割方針

Atomic Design手法の肝は、 Atoms/Molecules/Organisms のコンポーネント設計にある。 この設計が抽象的なままだと、アトミックデザインの恩恵は十分に得られない。

コンポーネント設計で、まず最初に頭に入れておきたいのは、

  • Stateless or Stateful
  • 関心の分離

Stateless or Stateful

コンポーネントが状態(data)を持ち、それによって挙動を変える場合はStateful、逆に状態を持たないコンポーネントはStateless。 Statelessにすることで状態による副作用がなくなり、使いやすいコンポーネントになる。 Statelessなコンポーネントでは、watchやmountedといったトリガー、Vuexモジュールへの参照なども副作用を伴うので行わない。

関心の分離

上記を踏まえた上で、Atoms/Molecules/Organismsの設計方針を考える。

Atoms

  • 内部に他のコンポーネントを含まない。ネイティブのHTMLでのみ構成される。
  • 再利用されるコンポーネントである。
  • Statelessである。
  • 単一責任である。
  • Vuexモジュールへの参照は行わない。

Molecules

  • 内部にMolecules以上のコンポーネントを含まない。
  • 再利用されるコンポーネントである。
  • Statelessであることが望ましい。
  • 単一責任である。
  • Vuexモジュールへの参照は行わないのが望ましい。

Organisms

  • 内部にOrganisms以上のコンポーネントを含まない。
  • 再利用性は低くてよい。
  • Statefulである。
  • Vuexモジュールを参照する。

Atomic Design ~堅牢で使いやすいUIを効率良く設計する

Atomic Design ~堅牢で使いやすいUIを効率良く設計する

サーバサイドレンダリング(SSR)について [Nuxt.js]

サーバサイドレンダリング (SSR) とは何か?

Vue SSR ガイド | Vue.js サーバサイドレンダリングガイド

通常では、Vue コンポーネントはブラウザで DOM を生成し操作がされます。しかし、同じ Vue コンポーネントをサーバ上の HTML 文字列に描画し、ブラウザに直接送信し、最終的に静的なマークアップとしてクライアント上の完全なインタラクティブアプリケーションに "ハイドレート (hydrate)" することもできます。

Nuxt.jsを使って実際に比較する

Nuxt.js - Universal Vue.js Applications

Nuxt.jsにはSPAモード(サーバレンダリングなし)とUniversalモード(サーバレンダリングあり)が用意されている。これを使って実際にブラウザにどのようなデータが渡されるのか比較してみる。

環境構築

Installation - Nuxt.js

下のコマンドを入力してポチポチ選択していくだけで構築完了する。

$ npx create-nuxt-app <project-name>

開発サーバを立ち上げる

$ yarn dev

ブラウザで http://localhost:3000 にアクセスし下のような初期ページが表示されれば環境構築完了。

f:id:tic40:20181002204238p:plain

Single Page Application

まずSPAモードで起動*1 ブラウザからソースファイルを表示する。

// ブラウザから表示したソースファイル
<!doctype html>
... 中略
  <body data-n-head="">
    <div id="__nuxt"><style>...</style><script>...</script><div id="nuxt-loading" aria-live="polite" role="status"><div>Loading...</div></div>
... 後略

id="__nuxt"内は、クライアント側でjsを実行しレンダリングするため、実際に表示される要素はソースに含まれていない。

Universal

次にUniversalモード

// ブラウザから表示したソースファイル
<!doctype html>
... 中略
  <body data-n-head="">
    <div data-server-rendered="true" id="__nuxt"><div class="nuxt-progress" style="width:0%;height:2px;background-color:#FFFFFF;opacity:0;"></div><div id="__layout"><div><section class="container"><div><div class="VueToNuxtLogo"><div class="Triangle Triangle--two"></div> <div class="Triangle Triangle--one"></div> <div class="Triangle Triangle--three"></div> <div class="Triangle Triangle--four"></div></div> <h1 class="title">
      nuxt-universal
    </h1> <h2 class="subtitle">
      My spectacular Nuxt.js project
    </h2> <div class="links"><a href="https://nuxtjs.org/" target="_blank" class="button--green">Documentation</a> <a href="https://github.com/nuxt/nuxt.js" target="_blank" class="button--grey">GitHub</a></div></div></section></div></div></div>
... 後略
...

id="__nuxt"内に、既に実際に表示される要素が構築されている。これがサーバレンダリングありとなしの違いになっている。

まとめ

  • SSRにすることで、検索エンジンのクローラが完全に描画されたページを直接解析するため、SEOが向上する。
  • SSRにすることでユーザ体験が向上する。SPAと異なりサーバサイドでマークアップが作られるため、スペックの低いデバイスを使うユーザやネット速度の遅い環境などの場合、ユーザにより速くコンテンツを届けられる。
  • 当然かもしれないがサーバを介する際のみサーバサイドでレンダリングされるので、Nuxt内ルーティングで画面遷移した場合などは、クライアント側でレンダリングを行うことになる。
  • SSRには、Node.jsサーバが必要だったり、サーバサイドの負荷が増える、などといったトレードオフもある。

*1:モードの変更は、nuxt.config.js のmodeプロパティで変更が可能。https://nuxtjs.org/api/configuration-mode/

計算量(O記法)について [30seconds of interviews]

O記法は、コンピュータサイエンスにおいてアルゴリズムの複雑さを表すために使用される。 優秀なアルゴリズムは高速に結果を返し、かつ複雑度は低いと言える。

アルゴリズムは常に同じ結果にはならず、与えられるデータによって異なる結果になる場合がある。同じ要素を扱った場合でも、あるケースでは高速に実行され、他のケースでは低速になるということが起きる。

以下にJavaScriptでの例を示す。例中の基本時間は1msとする。

O(1)

arr[arr.length - 1]

定数時間。1000 elements = 1ms.

arrayの要素数にかかわらず、理論的には同じ毎回時間実行することになる。(データ量に依存せず毎回1msの処理時間)

O(N)

arr.filter(fn)

線形時間。1000 elements = 1000ms.

実行時間はarrayの要素数に比例して線形的に増加する。 これは、関数が結果を返すまでに全てのarrayの要素をループするからである。

O([1, N])

arr.some(fn)

1000 elements = 1ms <= x <= 1000ms.

実行時間は与えられるデータによって異なる。ここでの最良の場合はO(1)であり、最悪の場合はO(N)である。

O(logN)

arr.sort(fn)

対数時間。1000 elements = 3ms.

ブラウザは通常、logNであるsort()メソッドのクイックソートアルゴリズムを実装している。これは大規模な要素に非常に効率的。

O(N2)

for (let i = 0; i < arr.length; i++) {
  for (let j = 0; j < arr.length; j++) {
    // ...
  }
}

二乗時間。1000 elements = 1000000ms.

実行時間は要素の数に応じてその二乗で増えていく。ネストされた二重ループなどはこれにあたる。

O(N!)

const permutations = arr => {
  if (arr.length <= 2) return arr.length === 2 ? [arr, [arr[1], arr[0]]] : arr
  return arr.reduce(
    (acc, item, i) =>
      acc.concat(
        permutations([...arr.slice(0, i), ...arr.slice(i + 1)]).map(val => [
          item,
          ...val
        ])
      ),
    []
  )
}

階乗時間。1000 elements = Infinity (practically) ms.

Nの階乗で実行時間は増加するため、1つの要素を追加するだけでも実行時間の増加に大きく影響する。

tips

  • ネストされたループの実行時間は指数関数的に増加するので、そのようなコードを書く際には計算量に注意。

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仮想DOMはなぜライブラリ/FWに使われるのか [30seconds of interviews]

仮想DOMとは

仮想DOM(virtual DOM)は、DOMをJavaScriptオブジェクトの形式で表現したもの。

これらのオブジェクトには、ノード名/属性/子ノードなど、実際に表示されるDOMノードを記述するプロパティがある。

<div class="counter">
  <h1>0</h1>
  <button>-</button>
  <button>+</button>
</div>

上記マークアップの仮想DOMは、次のようになる。

{
  nodeName: "div",
  attributes: { class: "counter" },
  children: [
    {
      nodeName: "h1",
      attributes: {},
      children: [0]
    },
    {
      nodeName: "button",
      attributes: {},
      children: ["-"]
    },
    {
      nodeName: "button",
      attributes: {},
      children: ["+"]
    }
  ]
}

仮想DOMを使う理由

ライブラリやフレームワークは仮想DOMをパフォーマンス向上の手段として使っている。

アプリケーションの状態が変わる時、更新を反映するためにDOMの再構築を行う必要があるが、これにはコストがかかる。

仮想DOMを使うことで、状態が変更されたときに古い仮想DOMと新しい仮想DOMの差分を比較し、その差分だけを実際のDOMに反映させることができる。 そのため、仮想DOMを使うことで一般的にはDOM変更の際のコストを小さくし、その結果表示速度を向上させることができる。

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JavaScript 0.1 + 0.2 === 0.3 はなぜfalseと評価されるのか [30seconds of interviews]

0.1 + 0.2 === 0.3 // false

一見trueになるように見えるが結果はfalseになる。

これはJavaScriptIEEE 754*1を採用し、64ビット浮動小数点数を使用するためである。 要するに、コンピュータは2進数ベースで動いているため10進数の少数を計算する場合、正しく2進数に変換できず誤差を生じてしまう。

0.1 + 0.2 // 0.30000000000000004

この問題の解決方法として、2つの値の差が定義した誤差マージン epsilon*2 より小さいかどうかを判定する関数を使う。

const approxEqual = (n1, n2, epsilon = 0.0001) => Math.abs(n1 - n2) < epsilon
approxEqual(0.1 + 0.2, 0.3) // true

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*1:https://ja.wikipedia.org/wiki/IEEE_754

*2:非常に小さな数の意

JavaScriptの純粋関数とは何か?[30seconds of interviews]

純粋関数とは何か?

純粋関数(pure function)とは、これら2つの条件を満たす関数を指す。

  • 同じ入力が与えられると、その関数は同じ出力を返す。
  • 関数は、その関数のスコープにおいて副作用を起こさない。

純粋関数は、上記の2つの条件を満たす限り、関数内のローカルデータを変更することができる。

Pure

const a = (x, y) => x + y
const b = (arr, value) => arr.concat(value)
const c = arr => [...arr].sort((a, b) => a - b)

Impure

const a = (x, y) => x + y + Math.random()
const b = (arr, value) => (arr.push(value), arr)
  • tips
    • 純粋関数は、その信頼性のため推測が用意にできる。
    • 全ての関数は、明示的に副作用を起こさない限り純粋関数であるべきである。
    • もし関数が値を返さないのであれば、すなわち副作用が起こることを示している。

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